クルマに関する技術・消費者ニーズは、近年大きく変化・多様化しております。私どもの携わるレンタカー関連業界においても、カーシェアリングといった新しいクルマの活用法が広がりを見せ、また電気自動車の普及や自動運転技術の発達など、業界をとりまく環境は目まぐるしい変化の中にあります。
しかしながら、クルマが「所有する」ものから「使用する」ものへと変化していく大きな流れは今後も続いていくことが予想され、レンタカー・カーリースといった、手軽にモビリティを利用できるサービスは、変化を遂げながらも着実に成長していくと考えております。こうしたなかで、環境変化に迅速に対応し、お客様にご満足いただけるサービスを提供し続けていくことが、私どもの大きな使命と考えております。
2019年度末に始まったコロナ過を乗り越え、当社業績はV字回復するとともに新たな成長の方向性を模索してまいりました。その一環として2023年10月の車両管理センター開設、2023年12月の株式会社キムラ・オートサービス事業継承を経て、2025年4月には車両調達から販売まで一貫して取り扱うオートトレーディング部を編成するなど、レンタカー調達から、車両販売・車検・整備まで、よりお客様のモビリティライフに寄り添う体制を整備してまいりました。
これからもこれに満足することなく、親会社から連なる130有余年の社歴の中で受け継がれてきたものを大切にするとともに、SDGs宣言で掲げた2030年ビジョンに向けて、変化を恐れずチャレンジを続けることで、今後とも地域において信頼され愛される企業でありたいと考えております。また当社設立30年の節目を迎えた2016年には、これまでの当社並びに親会社を通じた経営の変遷を振り返ると共に、将来へ向けた経営に対する思いをもとに、以下の通り経営理念・行動規範を定めました。
~ 経 営 理 念 ~
『 私たちは、全員が同士として、お客様に常に最高の商品を提供することを通して、
物心両面の豊かな生活を目指すと共に、地域・社会の繁栄に貢献します。』
~ 行 動 規 範 ~
1.積 極 果 敢 2.一 致 協 力 3.創 意 工 夫 4.法 令 遵 守
私たちは、これらの経営理念・行動規範を常に念頭に置き、
①従業員一人ひとりの人間的成長と共に成長・発展できる企業、
②社会情勢の変化に柔軟に対応できる強い体質を持つ企業、
③規模の拡大ばかりに偏ることなく、企業体質の強化を優先する企業、
④地元地域との信頼関係のもと、地域社会の繁栄に貢献できる企業、
を目指して日々チャレンジを続けてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
オリックスレンタカー栃木株式会社
代表取締役社長 矢嶋 史朗